2020年5月26日火曜日

街歩きしよう  匂坂信吾(沼朝令和2年5月26日「言いたいほうだい」)


街歩きしよう 
                  
沼津郷土史研究談話会(略称・沼津史談会)は、三年前から“沼津まちなかウオッチング”という街歩きイベントを開催してきました。
明治二年一月に沼津城二の丸御殿を校舎として開校した沼津兵学校や附属小学校や代戯館(だいぎかん、小学校の前身で長屋を教室とした)、沼津病院、馬場・厩舎など、幕末維新期の史跡の位置は、市民が目で見ることは困難でした。
本会では皆様に分かり易い歴史地図が必要と考え、江戸時代末期に沼津藩が作成した精密な沼津城絵図を現在の沼津駅南地区の市基本図の上にデジタル手法で重ね合わせた「沼津まちなか歴史MAP」を作り、昨年一月発行の『沼津兵学校記念誌』に掲載しました。
このほど、A3判フルカラー三つ折りで、実用的な「同MAP改定版・街歩き仕様(しよう)」三千部を試作したため、希望者に無料で提供します。
MAPは、六月一日(予定)から市立図書館二階の郷土史コーナー及び、マルサン書店仲見世店一階のレジ付近に設置させていただきますので、一人一枚厳守でご活用ください。今はコロナ禍を避けて、一人ひとりが街歩き学習を行う好機です。
本会では近く、沼津の歴史再発見のため“街歩きルポ”を試みることとしました。
そこでMAPを見ながら実際に街歩きを行い、地図への感想や新しい発見などを記事にする「まちなか記者」を募集します。
たとえば西条町の沼津情報・ビジネス専門学校前には代戯館跡の碑が最近設置され、八幡町では沼津病院頭取、杉田玄端の住居があった場所も先日判明しました。
また大手町のマルサン書店付近には明治初期、沼津兵学校の英語教授でイソップ物語の翻訳者として知られる渡部温わたなべおん)の住居があったと考えられます。
これらは街歩きルポの重要なポイントです。
年齢、性別は問いませんが、今回はご自分で歩ける方に限ります。ルポの参加申込みや問合せは、よろず相談所主人で本会の長谷川徹副会長までご連絡ください。
◆連絡先 上本通り柳屋内、よろず相談所☏055・962・2371 
                         (沼津史談会会長、小諏訪)

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