2020年1月14日火曜日

沼朝昭和39年6月7日号記事「国道地下道完成 十日から開通」今は蓋がされ塞がれている


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 国道地下道が完成:十日から開通
地上横断歩道の存続か、廃止かでもめ、長びいた大手町の国道横断地下道はこの程ようやく完成、八日朝九時から国と県係官立合いで竣工検査を行なった上、十日午前十時から完成式を行う。
 岡地下道工事は昨年十月十五日、工費三千百二十万円で藤田組が請負って着工した。鉄筋コンクリート造りで昇降道(四つ)は巾二㍍、長さ八・七㍍、地下道は深さ六・四㍍で巾六㍍、長さ十六㍍。地下道添い両側に各四店舗、計八店舗(十九・八平方㍍、モルタル床、フレキシブルボード天井、防水モルタルビニールペンキ仕立てのカベ、電気、水道、ガス付)があり南側に男女別の水洗便所電気機械室が設けられている。
 このほか階段通路には螢光燈八〇ワットが十六カ所空気調整設備(三十馬力、クーリングタワー方式、冷房つき)などがある。地下街の八店鋪は銀座商店街と仲見世商店街から各四店舗が入ることになっている。寄付金二百万円に家賃は一万五千円ぐらいが予定されている。
(沼朝昭和3967日号)


 利用されぬ地下道
 地上横断は危険倍加

 大手町の商工会議所前国道横断地下道は、国道の交通混雑から市民を守るため、多額の費用と半年余の時間をかけて去月はじめやつと開通したが、出入口の設計が悪く歩行者の目に止まらないことや、施設も完備していないため、利用者が少く、同所の歩行者のほとんどが国道上を横断しているため、いぜん危険な状態がつづいている。このままでは、交通事故を続発させる危険が大きいだけに、地下道を利用させるための対策を早急に行う必要が痛感されている。
 市民を交通事故から守る一ため三千百二十万円で建設された大手町の国道横断地された大手町の国道横断地下道は、開通後二カ月になろうとしているにもかかわらず利用者がほとんどなく歩道もない国道上を危険を犯して横断する人達が後を断たないだめ、地下道を利用させるための根本的な対策が強く望まれている。
 地下道は予算不足や立地条件の悪さのため、仲見世ー銀座通りの通行者に利用させるためつくられたにもかかわらず、四ヵ所の出入口はいずれも両通りとは反対側に向ってつくられているため、利用しにくいこと地下横断歩道を示すわかり易い標識などの施設がないため気付かないこと、中に収容されることになっている八店舗の開店が遅れチンピラなどがうろついていること、などの原因で通行者の中には地下道をあえて避けて通る人達まで出ている通行者のほとんどが、国道上をしっ走する多数の車の間を縫う危険を犯しているだけに、交通事故が起きる可能性は、地下道ができる前以上に高い。最近では子供連れの母親が車にはねられけがを負う宴故が現実一に発生しているほか、間一ぱつ事故から逃れているきわどい事態が一日に何回となく続いているため、付近の人達は「危ぶなくて見てはいられない」という。
 現状のままでは大金を投じた施設も宝の持ち腐れになってしまい、市民をあえて危険にさらすことにもなるので、地下道内部に収容する八店舗の開店を早め、魅力ある地下道をつくるとともに、国道上を歩いて渡らせないように指導する。
(沼朝昭和397月 号)

 味のちか道 本日開店
 ありがとうございました
 味のちか道(国道地下街)は皆様の御力のおかげをもちまして本日新装開店の運びとなりました。
 本当にありがとうございました。
 これからは常にお客様への感謝の心をこめて良いものを少しでも安くご利用いただけます様努力致しまナ。
 今後共よろしく御引立の程をお願い申し上げます。
 味のちか道 八店の店主 従業員一同
 開店ご案内
  志るこ あんみつ コーヒー
ニユーいせや
  そばうどん ラーノン 生ジユース
 味のマルトモ
  おにぎりは,
喜久屋
  ベビーふとん ママの夢がいっぱい
 すぎやまふとん店
  うな井 蒲焼
 うなぎの いな岡
○ あなたの洋服なら
 テーラートガシ
  鯉各種 金魚 熱帯魚
 川口養魚店
  たばこジユース 公衆電話
 仲見世商店街事務局
(沼朝昭和40320日号広告)

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