フランス貴族が征服 英国に王国つくる
百年戦争③
リョーマ「なぜイギリス王家の先祖は、フランス貴族じゃったかや」
カツ先生「フランス貴族がイギリスを征服したからさ」
イギリス本土には5世紀から、今のデンマークやドイツ北部で暮らしていたゲルマン民族のアングロ・サクソン人が移住しました。その後先住民のケルト民族を征服。9世紀にイギリス南部を統一し、王国を建てました。
しかし、この王国は、8世紀末に始まった別のゲルマン民族の侵入に苦しみました。侵入してきたノルマン人は、今のノルウエーやスウエーデン、デンマークから船で移動して略奪をくり返し、海賊と恐れられました。
リョウ(RYOU)ちゃん「ノルマン人はバイキングと呼ばれるね」
先生「略奪した土地を占領して国をつくることもあったぜ」
ノルマン人はフランスにも侵入し、10世紀に北フランスに国を建てましたが、フランス国王は追い出す力がなく、自分に従う条件で認めました。このノルマンディー公国の王のノルマンディー公は、フランス国王につかえる貴族になりました。
1066年にイギリス国王が死去すると、親せきに当たるノルマンデイー公ギヨームは、イギリスの新国王ハロルド2世を認めないで、王の位をねらいました。
この年ギヨームは軍隊を率いてイギリスに上陸。へースティングズの戦いでハロルド2世軍をやぶり、イギリス南部を征服してノルマン朝王国をつくりました。
リョーマ「ギヨームは初代国王ウィリアム1世になったぜよ」
先生「この後イギリスはフランスに領地を持ち、両国の争いの種になったのさ」
『ノルマン人が侵入
5世紀 アングロ・サクソン人がイギリスに移住
8世紀末~ノルマン人がイギリスなどに侵入
9世紀 イギリス南部が統一され、王国できる
10世紀 ノルマン人が北フランスにノルマンアィー公国を建てる
1066年 ノルマンディー公ギヨームがイギリス何部を征服。ノルマン朝王国つくる』
【静新平成31年2月9日(土)「リヨーマ!世界を歩く」】
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