韮山反射炉発掘調査
シャチ台基礎か痕跡発見
鋳型つる装置構造解明へ
調査の結果、深さ約15㌢、1辺約1・4㍍の四角形の穴に直径20㌢ほどの石が約10個見つかった。柱の基礎部分とみられ、発見された位置も1872年の陸軍省文書の記録と一致する。
写真ではシャチ台の下部が草に隠れていて詳細が分からなかったため、正確な構造の解明に役立つという。
古絵図で型乾燥小屋があったとされる調査区域では、固く踏みしめられた土間状の遺構約5平万㍍も見つかった。市文化財課の担当者は「絵図などでしか分からなかったことの証明に向け、価値のある成果が得られた」と話した。
調査は5力年計画の2年目で、5月中旬から実施した。13日には午前11時半と午後1時半の2回、調査の現地説明会を開催する。申し込み不要。問い合わせは同課〈電055(948)1428〉へ。
(大仁支局・小沢佑太郎)
【静新令和2年6月10日(水)朝刊】
←昭和9年の写真
0 件のコメント:
コメントを投稿