2023年7月19日水曜日

幻の計画 小田急 沼津から湯ヶ島へ 小田急が鉄道を計画  

 

沼津から湯ヶ島へ

小田急が鉄道を計画

沼津駅を起点として蛇松線を利用して伊豆西海岸を湯ヶ島へ通ずる計画。

(沼朝昭和3221日号)

 

小田急の計画

33年度に、工費32億円で工事に着手、沼津駅から蛇松線を利用、港湾から香貫山麓を回って、静浦、口野、伊豆長岡、修善寺、湯ヶ島に通ずる鉄道を建設する意向。

(沼朝昭和32210日号)

 

 高架線で湯ケ島へ 小田急沼津に事務局

 沼津から湯ケ島温泉へ通ずる鉄道建設協議会は、九日午後四時から伊豆長岡町大和館で小田急電鉄から安藤杜長、沢専務、地元側から沼津市長、議長、会議所副会頭をはじめ伊豆長岡、修善寺、大仁三町と上中下狩野三村代表が集つて開き懇談した結果、地元側も小田急の意図に全面的に賛意を表し、期成同盟を早急に結成、県も話合って建設計画を促進することになり、準備会は高木沼津市長が中心となつて事務局は沼津市に置くことに決めた。

 小田急の計画は本紙既報のとおり、資金三十二億二千三百万円で沼津駅から蛇松線を通つて港湾、香貫山麓口野から撰豆長岡、大仁、修善寺、湯ケ島を最短距離で結ぶ鉄道を建設するもので、市内は高架線、道路との交叉は立体交叉で踏切は作らず、トンネルを四つ掘ることになつている。

 この申請は昨年四月運輸省に出されてあり、許可がおりれば一年間で土地買収容二年間で鉄道敷設が行われ、三年後には沼津、湯ケ島間最短コース二九.五キロを三十分で突つ走る快速電軍が、お目見得することになる。これにより関西方面の行楽客が獲得できるものと採算をとつている。

(沼朝昭和32212日号)

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