2023年8月4日金曜日

懐かしの商店街イベント(沼津駅南商店街再生協議会)それは平成18年のことでした。

 

「沼津駅南口に昭和モダン」沼朝平成18年1月29日号

8商店街に昭和美の復刻・再発見

懐かしい代物使いストリートギャラリー・駄菓子、チャンバラ、シネマ・・2312

沼津駅南商店街再生協議会は、「沼津駅南・昭和モダンギャラリーI沼津の昭和美の復刻・再発見」を二月三日から十二日まで沼津駅南の八商店街で展開する。

八商店街の代表者で組織する同協議会で提案した「複数商店街の競争・連携による"美しい街づくり”を通した街なか再生方策の検討調査」企画が、内閣府都市再生本部による全国都市再生モデル調査に当選。

この検討調査の構想の一つを具現化したのが今回のイベントで、東京五輪開催前後の「昭和モダン」を基本概念に、八つの商店街が所有する「昭和時代の懐かしい代物」を共通の紹介パネルを使って店先に展示し、ストリートギャラリーを構える。

街が元気だった当時を思い出し、活気を取り戻そうと商店主らが協力した沼津で初の試み。共通の紹介パネルは、ベルギー人芸術家バトリック・ジェロラさんの作品を使う。

各商店街の取り組みは次の通り。

▽大手町商店街=「懐かしの駄菓子屋と昭和の思い出」を概念に。昭和三十年代の駄菓子屋を城岡神社西隣のさんさんホールに再現。赤々と燃えた木炭を熱源としたアイロン、手動式レジスターなど昭和の品々、また、一世を風靡したダイハツミゼットなども展示。

▽仲見世商店街=「仲見世チャンバラ通り」。東映のチャンバラ映画ポスターを展示するとともに、マルサン書店前ではチャンバラビデオを上映。また、「遊び縁日」を二月五日に限りコミナード、で開催する。

▽駅前名店街=「宝塚ミステリー」。宝塚ファンが所蔵する同劇団の古いアルバムを展示する。当時のトップスター春日野八千代や寿美花代などの写真にめぐり合えるかも。

▽あげつち商店街=「昔を懐かしむ貴重な逸品コーナー」。昭和初期のミシンや掛け時計、カメラ、蒔絵の万年筆、法被(はっぴ)、ガラス絵、稚児人形のほか、一等賞金百万円、末等二十円の宝くじ、天皇陛下の皇太子時代の記念写真集などを展示する。

▽上本通り商店街=「昭和モダンのシネマと商店街」。収集家や歴史博物館などから集めた昭和懐かしの映画ポスター七十五点と、上映機器を二月二十七日まで差し替えて展示するほか、店舗ごとに弁当箱やLPレコード、新聞、百年以上前に日本で生まれた化粧水オイデルミンなどを並べる。

▽新仲見世商店街=「昭和からの贈り物」。三階建て蒸気船マーク・トゥウェイン号の模型などが展示される。

▽アーケード名店街=「昭和の道具」。陸王バイク、二眼レフカメラ、茶、焙煎器、真空管アンプ、煙草セット、氷で冷やす冷蔵庫、正札印刷機などが並ぶ。

▽銀座通り商店街=「昭和思い出の逸品」。昭和初期の米国製写真機、腕時計、手作り夜着布団、カメラ、昭和二十四年の一枚三十円だった宝くじなどがある。また、骨董品店が一週間、臨時出店する。

期間中、八つの商店街を回り、スタンプを全部集め、美しく独創的で魅力的な演出をした商店街と個店を記入すると抽選でプレイステーションポータブル、アイポツド・ナノ、図書券などが当たるスタンプラリーも実施。

また、西武百貨店の連絡通路では、昭和三十年代の沼津の町並みを撮影した写真展示が行われる。

市再開発課では、「敗戦から立ち直り、皆が食うために無我夢中で働いた時代。闇市から発展した中心市街地の元気だった沼津を振り返り、当時の活気を取り戻してほしい」と話している。

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