2025年10月27日月曜日

深沢城跡(「ふるさと要覧」日刊静岡昭和63年11月発行)

 

深沢城跡

 甲斐武田氏独特の三ケ月堀を持つ、いわゆる甲州流築城の典型的な遺構を残している城跡。

今川氏が築き、のちに小田原・北条氏の出城となった。

 永禄12年(1569)武田信玄に攻撃されたさい、武田方が開城を迫った"深沢矢文”が有名。黄八幡で知られる北条綱成が守っていたが、この矢文で退き、武田氏の所有となった。城主・駒井右京之進は武田没落とともに城を焼いて去り、天目山で勝頼に殉死した。

(「ふるさと要覧」日刊静岡昭和6311月発行)



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