2020年12月25日金曜日

信玄貴重な正面肖像画

 

■信玄貴重な正面肖像画

 


甲冑(かっちゅう)姿で箪配を持ち、正面を見据える威厳のある姿一。岐阜県瑞浪市の古刹(こさつ)、明白寺が所蔵する武田信玄の肖像画が、26日に同県土岐市で開かれる「美濃源氏フォーラム」に併せて1日限りで初公開される。専門家は「信玄の肖像画は横向きがほとんどで、正面を向いた姿はかなり貴重だ」と指摘する。

 フォーラムの井沢康樹理事長(67)によると、11月に寺が保管している史料を調査していたところ、縦約70㌢、横約30㌢の掛け軸に描かれた信玄の肖像画を発見した。鑑定に出していないため、描かれた年代や作者は不明という。

 明白寺は室町時代に創建され、織田信長と武田家の戦いによって焼失。江戸時代に寺を再興した雲峰元沖が信玄のやしゃこに当たることから、肖像画を保持していたと考えられるという。

【静新令和21225日(金)朝刊】



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