2011年5月17日火曜日

長塚古墳主要部を沼津市に寄付

 長塚古墳主要部を市に寄付
 所有する江藤家から目録
 市は十二日、長塚古墳墳丘部の土地受け渡し式を市長応接室で開き、東沢田にある同古墳の主要部分一、○一一平方㍍について所有者から寄付を受けた。
 寄付をしたのは、土地を共有してきた江藤昭二さん、江藤不二夫さん、植木あい子さん、江藤俊夫さん、宮本恭子さん、江藤俊久さん。いずれも江藤家の兄弟と、その相続者。式には、江藤家の遠縁に当たるJAなんすんの鈴木道也組合長らも出席した。
 昭二さんから目録を受け取った栗原裕康市長は「周辺は今や市街地。大変貴重な土地を寄付していただき、ありがとうございます」と感謝の言葉を述べた。
 昭二さんは「私達兄弟が元気なうちに方向付けできて良かった。これで安心した」と話した。式の後、昭和三十一年に発掘調査が行われた時の様子が江藤家側から説明され、調査団のために自宅を開放し、宿舎として提供した思い出などが語られた。
 また歴史のことが話題に上り、不二夫さんが江藤家初代の江藤丹後守のことや、名主として一揆を指導した先祖の話をすると、栗原市長も「我が家の初代は、旗本松平某の庶子だと伝わっています」と応じた。
 さらに俊夫さんが、祖父の林太郎氏が慶応義塾の第1回卒業生であることを話すと、慶応大卒の栗原市長は、天井を仰いで何か感じ入っている様子だった。
 長塚古墳は市内に三つある前方後円墳の一つで、出土品の特徴などから、六世紀前半の築造、被葬者は、古代スルガ国を支配した首長とみられている。
 古墳周辺の土地は今年度中にすべて市が取得する予定になっており、市は今後、再度の発掘調査を行った後、史跡公園として整備する方針。
(沼朝平成23年5月17日号)

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